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5.2 需要予測

 

5.2.1 これまでの検討について

 

CBD〜ウォーターフロント間にLRTを導入した場合の交通需要予測については、これまでに以下の検討が行われた。

 

?@Pre−Feasibility Study for a CBD−Waerfront Transit System in Cape Town、Feb.1989、by C.S.I.R
?ACBD−Waterfront Light Rail Link、Feb.1989、by TransportPlanning Branch.
?BAssessing the Demand fora Light Rail service in Cape−Town、by Peter Clark.

 

文献1は、ウォーターフロント整備に先行して実施された需要検討であり、この中では、交通手段利用率、交通発生施設規模などについて想定がなされているが、予測における方法論そのものは以後の検討にも踏襲されており、ウォーターフロントオープン後に行われたいくつかの需要検討に対し、予測の基本的考え方を示唆した先駆的研究である。
文献2は、ウォーターフロント供用後に明らかとなった交通実態データに基づいて、文献1に用いられた基礎データの見直しを加え、需要量のアップデートを行った研究と位置づけられる。但し、LRTの導入により予想される利用者の交通手段選択行動に関しては、文献1と同様に仮定を設け検討された。
文献3は、LRTの導入後の利用者の交通手段選択に限定し、StatedPreferenceに着目したアンケート調査を行い、その分析に基づいてML機関選択モデル(Multinominal Logit Model)を誘導した学術研究である。

 

 

 

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